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Nikkor 20mm F3.5

E-420用のレンズとしてコシナMF20mmF3.8を買って使っているが、しばらくたって不満が出てきた。28mm以上のコンタックス単焦点と比較するのがそもそも酷なわけだけど、1)逆光に弱すぎる、2)周辺の歪曲が建物などで目立つ、3)周辺像が流れる、といったところが弱点だ。
前の記事では「像の流れは気にならない」と書いているが、やはりいろいろな被写体を撮ってみると、周辺の甘さが気になることも増えてきた。逆光については手製のフードを作ったのでだいぶましだが、致命的なのは歪曲だ。

そこで、標準レンズ(フォーサーズなので20mmが40mm相当)の代替として、ニッコールレンズに目を付けた。20mm F3.5とその前の世代のF4は、コンパクトで良さそうなので、入手してみた(現行品に繋がる20mm F2.8は、フィルターが62mmと少し太くなっている。F3.5と4は52mmで、重量は235g)。

Cosina MF 20mm F3.8と撮り比べてみた。
*お約束のブロック壁:NikkorCosina
*建物:NikkorCosina
こんな感じで、画面の周辺部の歪みがコシナレンズは大きいが、ニッコールはよく補正されている。建物のサンプルのように、周辺に直線が来るカットを撮影すると、コシナでは歪みが目立ってしまうのである。
その他のテスト撮影は、このあたりからどうぞ。フードはつけていないのだが、このカットなどはフレアがほとんど見られない。おそらくコシナだと真っ白になっているところだ。事前にネットで調べていた中に「逆光に強い」という情報もあったが、少し撮った範囲ではその通りだと思った。

フォーサーズやマイクロフォーサーズ(APSでも)でアダプタを付けてフィルム時代のレンズを使おうとすると、換算焦点距離が長くなってしまうので、どうしても広角寄りが辛くなる。このNikkor 20mm F3.5は、コンパクトなレンズが欲しい人にはかなり良い選択肢ではないかと思う。これ以上広角になると、レンズが巨大になるし、値段的にも手を出しにくくなる(だからフォーサーズの12mm~14mmあたりの単焦点が欲しいんだよね)。

もちろん万能ではなく、試写した画像を拡大してみると、周辺では色収差が見られたカットもあった。歪曲も、用途によっては気になることもあるかも。個人的には、コシナよりもピントの山がつかみにくいように思った。それでもかなり魅力的な一本だと思う。

私が入手したのは、20年近く前のレンズで、Ai-Sになる前のAi Nikkor 20mm F3.5。デジタルで完璧な画質を期待するならZDレンズを買うべきだけど、マニュアルのピント合わせが好きな私のような人は、検討してみては。
古いNikkorレンズを検討したいのであれば、下記のサイトが情報源として有用です。
ニッコールレンズに関する情報
キンタロウの散歩道
Nikon Lens Serial Nos(シリアル番号からどのバージョンのレンズか分かる)

余談だが、撮り比べてみるとフォーサーズで写る範囲(つまり中心の4分の1ほどということになるが)が、2つのレンズで結構違うのが面白い。画角はどちらも94度のはずで、フルサイズで撮れば同じだと思うのだが、その辺が歪む原因ということかな。

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